2010年度 学習会
'10/06/26
琵琶湖で1日漁業体験
2009年度 学習会
'09/06月〜
 淀川の行き着く先、大阪湾の環境を探る 
'09/09/04〜05
 琵琶湖のベントスの世界
2008年度 学習会
'09/05/16
 湖北町の自然環境
'09/01/24〜25
 湖北町の歴史と暮らし
'08/07/26、08/09
 合宿・水俣市民大学
'08/06/14
 琵琶湖調査報告会

2007年度 学習会
'08/1/19 余呉湖学習会
'07/11/23 公開学習会
'07/08/04 内湖観察会
'07/05/03 農業濁水見学
'07/04/14 調査報告会

これまでの学習会
2006年度
 連続学習会
2005年度
 調査結果報告会
2004年度
 連続公開学習会
2003年度
 公開学習会・報告会
 琵琶湖博物館見学会

 外来魚を釣ってみよう

ハス、ニゴロブナ

ブルーギル

学習会のページ

学習会 琵琶湖の魚に詳しくなろう! 『琵琶湖で1日漁業体験』
   2010年6月26日 長浜市湖北町 尾上漁港にて実施
この学習会は、東洋ゴム環境保護基金、(財)大阪コミュニティ財団の支援により実施しました。

 琵琶湖といえばバス釣り・・? だけではありません。日本最大の湖・琵琶湖は、数百万年もの歴史があり、琵琶湖にしか生息しない固有種を含めた数十種類の魚が生息しています。漁業体験と学習会に参加して、琵琶湖の魚の生態に詳しくなりましょう。
刺し網ひきあげ

漁業体験活動

 前日のうちに漁師さんが仕掛けてくださった刺し網を引き上げました。からまないように注意しながらたぐり寄せると、あちこちの魚の姿があります。ワクワクしながら作業しているうちに引き上げは無事終わりましたが、漁師さんたちは300mを越える刺し網を1人で引き上げるそうです。
 また、網から魚をはずすのが一苦労。魚を傷めずに、手際よくはずせません。ギギやブルーギルは背びれがとがっていて注意が必要でした。
魚をはずす  黙々と魚をはずす参加者の皆さん。予想外(?)の大漁だったのと、慣れていないためなかなか終わりません。

<水質測定の結果>
 水温 19.5℃   pH 8.5   電気伝導度 9.5mS/m

<水質分析の結果 単位(mg/L)>
 COD 2.0  全窒素 0.29  全リン  0.02
Aチーム作業ポイント
図1 琵琶湖と尾上漁港の位置図2 水質調査地点、Aチームの作業範囲

獲れた魚の種類、数や重さを調べる グループ発表

グループ発表  A、B、Cの3つのグループが別々の漁船で作業を体験しました。各船の船長(漁師さん)の思惑で、仕掛ける網の場所や長さも様々でした。この日はあいにくの雨模様だったのですが、漁業体験には最高の条件だったようで、漁師さんも驚くほどの魚をとることが出来ました。
 魚は自宅に持ち帰って食べたり、外来魚回収ボックスへ行ったり、漁師さんが加工用にしたりと行き先は様々でした。

グループ発表の資料より グループ発表

学習会 琵琶湖の漁業の現状、琵琶湖の魚を食べてみる
ビワマスの刺身など   2010年9月4日 長浜市湖北町 朝日漁業会館

 外来魚に食べられる琵琶湖の在来種というイメージが強いですが、漁師さんのお話によると、湖岸の改修や水位操作によって在来魚が棲みにくい環境になっている影響も相当あるようです。また、竹生島に7万羽営巣しているといわれるカワウが一日に食べると推計される魚の量は、琵琶湖全体の漁獲高を越えているとか。
 このあたりではオスは塩焼き、メスは煮付けにするというハスは、コイ科魚類ではめずらしく肉食で、表層あたりを泳いでいるそうです。他にもビワマス、コアユ、モロコなど滋賀県ならではの食文化を満喫しました。
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