2010年度 学習会'10/06/26琵琶湖で1日漁業体験 2009年度 学習会'09/06月〜淀川の行き着く先、大阪湾の環境を探る '09/09/04〜05 琵琶湖のベントスの世界 PDF380kb 2008年度 学習会'09/05/16湖北町の自然環境 '09/01/24〜25 湖北町の歴史と暮らし '08/07/26、08/09 合宿・水俣市民大学 '08/06/14 琵琶湖調査報告会 2007年度 学習会'08/1/19 余呉湖学習会'07/11/23 公開学習会 '07/08/04 内湖観察会 '07/05/03 農業濁水見学 '07/04/14 調査報告会 これまでの学習会2006年度連続学習会 2005年度 調査結果報告会 2004年度 連続公開学習会 2003年度 公開学習会・報告会 琵琶湖博物館見学会 外来魚を釣ってみよう |
学習会のページ調査実習・学習会 琵琶湖のベントスの世界 朝日漁業会館、尾上漁港にてベントス(=底生生物)とは、水域の底質に生息している生き物のことです。なにをエサとするのか、底質が砂地か泥地かなど、ベントスはそれぞれの好む環境を選んで生活しています。そのため、底質を採取してそこに生息しているベントスの種類や数を調べることで、その地点の底質の様子を垣間見ることが出来ます。学習会1〜3 『水域の生き物から環境を調べる』 2009年9月5日琵琶湖の底層で見られるベントスの種類や特徴、近年話題となっている底層の低酸素化との関係を学習しました。また、川の水生動物(おもに水生昆虫)と河川環境との関係、大阪湾の環境汚染の現状とベントス(特に汚染指標種)との関係についても講演を聴き、琵琶湖、河川、海の環境と生き物との関係を学びました。調査実習1 『ベントスの採取』 2009年9月6日20cm×20cmと15cm×15cmのエックマン・バージ採泥器を使って、琵琶湖北湖の深層部(地図参照:今津から姉川河口にかけての4地点)に生息するベントスの採取を行いました。1地点につき各採泥器で2回採取。ふるいの上で底泥を洗い流すと、前日の講義で聞いていたとおりの大きなミミズ「エラミミズ」と小さなミミズ「イトミミズ」がすぐに見つかりました。ミミズに混じってアナンデールヨコエビなどが見つかった地点もありました。
調査実習2 『ベントスの観察』 2009年9月6日採取したベントスは氷冷して持ち帰り、実体顕微鏡を使って詳細に観察して、地点ごとに種類と数を記録しました。1uあたりの生息数に換算すると、エラミミズ(エラのないタイプ)が数十〜百数十個体、イトミミズが数百〜数千個体程度と数多く見られました。イトミミズは特に地点4で多く、20cm×20cmのエックマン・バージ採泥器での採取数が300(*)を超えるサンプルもあり、1uあたりにすると1万匹以上生息している計算になりました。(*)実習時間の制限や熟練度の問題があり正確な計数はできていません。 交流会、学習会の食事せっかく琵琶湖の畔で企画をするなら「琵琶湖の魚がおいしく食べられて、食についても考える機会を提供しよう」と、地元の漁師さんやNPO法人使い捨て時代を考える会の有志の皆さんの協力を得て、学習会の食事が計画されました。琵琶湖の魚を使った料理は、ビワマスの刺身、ワカサギのてんぷらと南蛮漬けが、季節の野菜を使った料理は、夏野菜のサラダ、ナスのトマトソース炒め、カボチャのそぼろあんなどが食卓に並びました。 |