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 淀川の行き着く先、大阪湾の環境を探る PDF270kb
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学習会 淀川の行き着く先、大阪湾の環境を探る 
 水質が汚れているというイメージの根強い琵琶湖ですが、下流の淀川と比べると水質は良好な状態です。一方、その淀川が行き着く先である大阪湾の水質や環境はどうなのでしょうか? 船に乗って大阪湾の様子を見学し、水質の測定、底泥や底生生物の採取を体験して大阪湾の環境を学びました。

学習会1 『大阪湾の水質の現状』 2009年6月29日

 淀川をはじめ大和川、武庫川などの多くの河川の出口である大阪湾は、有機物やチッソ、リンなどの栄養塩類が多量に流入しています。特に淀川河口にあたる湾奥部は潮流による外海との水の入れ替わりも作用も少なく、夏季には低層が無酸素状態になり、底生生物が棲めない環境になっているようです。
調査船上風景

フィールドワーク 『環境調査実習』 2009年8月1日

 専門家の指導のもと、海洋調査の器材を使って明石海峡から淀川河口までの大阪湾の水質や底質の状態を観察し、底生生物の採取を行いました。
調査地点ごとに
 ・透明度の測定
 ・採水(水質分析用・プランクトン同定用)
 ・採泥(成分分析用、底生生物採取用)
 ・自動計測センサーを使った水質測定
 ・底生生物の採取
などの作業を参加者全員で協力、分担して調査に取り組みました。

 底生生物の採取は、底泥をふるいにかけて洗い流し、ふるいの上に残ったわずか数ミリから数センチの底生生物をピンセットでつまんで保存ビンに入れる、という揺れる船の上では大変な作業でした。

 潮の流れが早い明石海峡付近では海水の透明度が高く、礫・砂質の底質であったのですが、湾奥に向かうにつれて透明度は低くなり、ヘドロ状の底質になってゆきました。神戸空港島の東から淀川河口にかけては、底層の溶存酸素濃度が1mg/L未満の状態が観測されました。特に、湾奥の底質は硫化水素臭のする真っ黒な腐泥で、低酸素状態に耐性があるとされる多毛類もほとんど見られませんでした(底生生物は同定作業中)。

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底質 砂地底質 ヘドロ
   礫と砂の底質   ヘドロ状の底質

学習会2 調査結果報告会、2009年12月15日

地図  淀川をはじめ、大阪湾に流れ込んでいる河川水の影響が、大阪湾の水質に大きな影響を与えていることを調査レポートを見ながら学びました。
 また、調査実習時に見た硫黄臭のする底質は、酸素がほとんど無い状態だったことがわかりました。

 レポート1〜3p PDF480kb   レポート4〜6p PDF520kb 
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