2010年度 学習会'10/06/26琵琶湖で1日漁業体験 2009年度 学習会'09/06月〜淀川の行き着く先、大阪湾の環境を探る '09/09/04〜05 琵琶湖のベントスの世界 2008年度 学習会'09/05/16湖北町の自然環境 '09/01/24〜25 湖北町の歴史と暮らし '08/07/26、08/09 合宿・水俣市民大学 '08/06/14 琵琶湖調査報告会 2007年度 学習会'08/1/19 余呉湖学習会'07/11/23 公開学習会 '07/08/04 内湖観察会 '07/05/03 農業濁水見学 '07/04/14 調査報告会 これまでの学習会2006年度連続学習会 2005年度 調査結果報告会 2004年度 連続公開学習会 2003年度 公開学習会・報告会 琵琶湖博物館見学会 外来魚を釣ってみよう |
2006年度 連続学習会琵琶湖の水質、自然環境、生態系、暮らしと文化など、さまざまな顔にスポットをあてて琵琶湖をもっとよく知り、未来の琵琶湖保全ビジョンを考えようと、2006年度は合宿・琵琶湖市民大学とは別に、連続学習会を開催しました。琵琶湖の水質をはじめとした自然環境について、また琵琶湖をとりまく社会的な環境の変化と琵琶湖の変化について、琵琶湖の生態系についてなど、専門家の指導を受けながら学習しました。第1回 連続学習会 『近畿の水がめ琵琶湖 −疏水の歴史と琵琶湖の今を探る−』2006年5月27日(土) 京都市勧業館(みやこメッセ)にて参加者とスタッフ総勢約30名が参加して、午前中は平安神宮内のみやこメッセにて水上バイク調査の報告会を行い、午後は京都市の琵琶湖疏水記念館に集合して、京都の水道水源である琵琶湖疏水の見学ツアーを行いました。 疏水記念館を見学後、南禅寺の水路閣から流路沿いに歩いて浄水場取水口付近にたどり着き、インクライン、発電所、山之内浄水場の導水管、工事殉職者の慰霊碑など、京都の発展に多大な影響を与えた琵琶湖疏水の持つさまざまな顔を学びました。 疏水の出口(京都側)を見た後は、電車に乗って滋賀県大津市に移動して、疏水の入口(琵琶湖)の様子を見に行きました。京都につながるトンネルに向かって絶え間なくゴウゴウと流れてゆく琵琶湖の水を見送って、見学会を無事に終了しました。 第2回 連続学習会 『琵琶湖の環境と人との関係 −里山のくらし、今のくらし−』2006年6月24日(土) 琵琶湖博物館C展示室にて琵琶湖博物館のC展示室「湖の環境と人びとの暮らし」に焦点をあてて、学習会を行いました。まずはじめに、学芸員の方から琵琶湖・淀川水系の水質マップ(BOD、CODのデータと取水口、排水口が記入してある地図)を使って、琵琶湖と下流の淀川の水質がどれだけ違うかを説明していただきました。大阪の住民は、「琵琶湖が水源ではあるけど、京都を通過して水質の悪くなった淀川の水を飲んでいる」ことがよくわかりました。 展示室では、航空写真を見ながら、水利用の変遷、土地利用についての説明を聞き、水道水がどういうルートで琵琶湖から流れてくるのかパソコンでシュミレーションできる展示を使って、和歌山や神戸まで水が運ばれている様子を見ました。琵琶湖を近畿1400万人の水がめと言ったりしますが、時代とともに琵琶湖の水を飲む地域は拡大していて、決して古くからのことでなはいようです。 里山のジオラマでは、水を上手に使いまわす生活の様子(同時に灰までも再利用するごみが出ない生活でもあるようです)の展示を見て、「昔はこうだったなー」とうなずきあう参加者の方もおられました。 琵琶湖の歴史と比べたらほんの一瞬に過ぎないここ3〜40年の暮らしの変化が琵琶湖をどう変えたのか?琵琶湖博物館にそのヒントを探しに行ってみてください。 第3回 連続学習会 『琵琶湖の魚と生態系』2006年10月1日(日) 琵琶湖博物館水族展示室にてブルーギルやブラックバスと在来種の問題は、そこで「普通に」生活しようといている魚たちの問題ではなく、勝手に外の生態系から外来種を持ち込んできたり、湖岸の開発などで産卵場所を奪ったりしてきた人間に責任があります。琵琶湖は博物館では、種の保存という観点からも琵琶湖・淀川水系の固有種を飼育・展示しています。 第4回 連続学習会『琵琶湖ともに歩む近江のくらし』2007年2月18日(日) 琵琶湖博物館B展示室にて琵琶湖と人々の関わりを、歴史をたどりながら学習しました。粟津貝塚、葛篭尾崎の海底遺跡や瀬田の唐橋の土台などが再現されており、食料確保の場としてだけでなく、京都を中心とした中世の文化とも地理的に近い琵琶湖が、交通・輸送にも深く関わりながら、人々の暮らしと文化に関わっていたことが分かりました。一方、いったん水害となると、何ヶ月も水が引かない状況が続いたそうで、今のように南郷洗堰で水位調整が出来るまでは、水を流したくても流せなかったようです。 |