調査・研究活動Top琵琶湖湖底の低酸素化に 関連した調査活動 琵琶湖調査2010琵琶湖調査2007水上バイクが琵琶湖の環境 に与える影響調査 水上バイク調査柳が崎地区定点調査◇第2期 2006年度 ◇第1期 2005年度 継続調査 ・2011年度 水辺調査 ・2010年度 水辺調査 ・2009年度 水辺調査 ・2008年度 状況視察 琵琶湖全域の水質と底質の 一斉調査 20年目の琵琶湖調査○採水、採泥の様子○調査風景 '09年8月14日 写真集 クリックすると拡大します 浮遊するチクゴスズメノヒエ 繁茂する水草(木浜漁港南) 花がきれいと喜んでばかりもいられない。泥化した底質を好んで大繁殖するハス。 |
調査・研究活動のページ水上バイク調査 2009年度 水辺調査2009年8月14日(金)実施 主催:FLB(びわ湖自然環境ネットワーク)大津市柳が崎で行った水上バイク調査の後、柳が崎湖岸は車両の乗り入れが制限されたため、その様子が一変したことを2008年度の追跡調査で確認しました。 2009年度は、びわ湖自然環境ネットワークの皆さんのご協力により、琵琶湖の水辺調査を行いました。水上バイクの走行が多い地域、湖岸に繁茂する外来植物や水草の様子などを記録しました。 【ミズヒマワリ】 キク科の多年草、抽水植物 外来生物法の特定外来生物に指定 琵琶湖では矢橋付近で繁殖しているのが発見されました。非常に繁殖力が強く、流れ着いた葉の一部からも再生するため、徹底的に除去するという駆除が行われました。広範囲に繁茂する前に手を打つのが根絶できるかのポイントのようです。今後どうなるのでしょうか。 【チクゴスズメノヒエ】 イネ科の多年草、抽水植物 要注意外来生物キシュウスズメノヒエの4倍体で、日本で最初に発見されたのが「筑後」だったためこの名がついた 琵琶湖各地で生息域を拡大。流れの弱い湾奥部に密生し、ヨシの生息域拡大を阻んでいるようです。写真は矢橋大橋から南を撮影。左からヨシ、チクゴスズメノヒエ、ヒシが繁殖。 クリックすると別ウィンドウで拡大。→ 【南湖を中心に繁茂する水草】 一時は外来種のコカナダモが大繁殖したものの、近年は在来種のクロモ、ホザキノフサモ、センニンモなどが増えているようです。この日は、他にオオカナダモ(外)、ササバモ、マツモを見ました。場所によって優先している種類が違うようで、南湖を移動する間にも水面下の景色は様々に変化していました。 【水上バイク走行調査】 柳が崎、近江舞子、マイアミ浜 柳が崎は2008年の調査と同様、水上バイクは見当たらず、湖岸のプレハブはすべて撤去されていました。 和邇から近江舞子にかけては、水泳客に混じって水上バイクが停留されていたり、水上バイクが岸近くを走行する様子が見られました(10台程度)。滋賀県の巡回船による琵琶湖ルール啓発放送があるものの、航行規制水域での走行禁止(徐行運転)が徹底されているようには見えませんでした。近江舞子の湾内には水上バイクを降ろすクレーンがありました。 マイアミ浜では水泳客はおらず、5〜6台の水上バイクが走行していました。ここでもクレーンをつかって水上バイクを降ろしているようです。 【ヨシ再生事業】 滋賀県水産課によるヨシ再生事業(下笠沖、木浜漁港南)を見学しました。消波柵の脇にはアカメヤナギ、嫌気化した泥地にはチクゴスズメノヒエが繁殖していました(左写真)。 和邇に設置されたびわ湖自然環境ネットワークの粗朶消波工によるヨシ再生事業では、ヨシは根付いたものの消波工の損傷も激しかったため、補修作業が行われたそうです。 自然にまかせたまま・・・いうわけにはいかないようです。 調査当日の地図 GoogleMap へリンク |